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may 2024-03-25 16:04:18 +09:00
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sqlike/html/story/i_am_cat.html ノーマルファイル
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吾輩は受験生である'noindex
<p> 吾輩は受験生である。自覚はまだない。どこで学力が低下したかとんと見当がつかぬ。なんでも小学校のころから宿題の答えを丸写ししていたことだけは記憶している。しかし丸写しとて、吾輩は答えを写すのではない。問題を解けばそれで丸写しと同じことになるから、べつだん困ることはないのである。べつだん困ることはないにもかかわらず、ある理由で中学二年のとき一ぺん先生に注意されたことがある。そのとき何と答えたか今は忘れた。先生は「いい度胸だな」と言ったようである。この度胸はいまだに失わずに持っているが、丸写しはさすがによくないと見えて、今度はあまり注意されなくなった。そこでようやく胸を撫でおろすと同時に、なんだか張り合いがなくなっちまったような気がする。</p>
<p> ある日の午後三時ごろ勉強しようと二階へあがって、さて鞄から参考書を取り出そうというまぎわになって、突然胃袋のあたりに異様な圧迫感を覚え、ちょっと気を抜いたならたちまち嘔吐をもよおしそうな心持ちがした。すわこそは昨夕おそく食いすぎた天丼の祟りかと思って、参考書を机の上にほうり出したまま便所に駈けつけたところが案に相違で、べつだん嘔吐をもよおす気配はない。それでも念のために胃のあたりの圧迫が消えるまで便所にこもった。すると驚いたことに、圧迫は消えてふつうの体になると、今度はなんだか猛烈に運動がしたくなって来たのである。そこでとりあえず鞄の中からサッカー用のボールを取り出して、それをぽんぽこと蹴とばしはじめた。これぐらい胃に刺激を与えておけば、消化も進むだろうと考えたからである。しかし蹴とばしているうちにますます運動がしたくなって来たので、しまいにはシャツを脱いで褌ひとつになり、いよいよボールを蹴とばしはじめた。すると今度はなんだか腕がだるくなった。それでもまだ運動がしたい。しかたがないからシャツを脱いでまた褌ひとつになったが、今度は足がだるくなった。それでもまだ運動がしたい。しかたがないからズボンを脱いでまたまた褌ひとつになったが、こんどはなんだか手の指がむずむずした。それでもまだ運動をしたくなったので、とうとうステテコまで脱いで、ついにはパンツひとつの赤裸々になってしまった。それでもまだ運動がしたい。しかたがないからパンツを脱いでまたまた褌ひとつになった。ここまで来ると、もう褌のしめつけも何もあったものではない。吾輩は赤裸々のまま二階と一階の間を往復しはじめたのである。</p>
<p> そのへんが限度で、そろそろやめる潮時だと思ったから、吾輩は汗でぬるぬるするパンツを取りあげて、頭をごしごしと二、三度振ってみた。すると二階のほうから先生が降りて来た。</p>
<p>「おや先生」</p>
<p>「おや君」</p>
<p> そこで吾輩はステテコと褌の取り合わせのまま先生の前におめおめと突立ちすくんだ。</p>
<p>「君はパンツはどうしたんだい」</p>
<p>「パンツはそのへんにあります」</p>
<p>「そのへんにあるって、今脱いだばかりじゃないか」</p>
<p>「はい脱いだばかりです」</p>
<p> 吾輩がこう答えたところを見ると、このごろの中学生には羞恥心はないとみえて、平気な顔をして吾輩の脱いだパンツを手にとった。</p>
<p>「や、これは湿っているじゃないか。それになんだか臭いぜ」</p>
<p>「先生それは私の汗でさあ」</p>
<p>「そうかなあ。君は汗っかきだなあ」</p>
<p> 先生は吾輩のパンツを仔細らしく検べている。</p>
<p>「しかしパンツはまあいいとして、そんなに裸になって運動するたあ君少し熱すぎるようだぜ」</p>
<p>「いえ運動じゃありません。実は胃がちょっと変なんでさあ」</p>
<p> 吾輩が正直にこう言ったところを見ると、先生も少々驚いたとみえて、心配そうに吾輩の顔を覗きこんだ。</p>
<p>「胃がどうしたんだ。便所にはいっていたんだろう」</p>
<p>「いいえ、便所にはいっていたのじゃありません。二階と一階の間を往復運動していたんです」</p>
<p>「どうしてまた、そんな運動をはじめたんだ」</p>
<p>「はじめちゃあいません。運動ちゅうに運動が加わったんです」</p>
<p> 先生はあきれ返ったとみえて、しばらくはただ、はあはあはあと溜息をつくだけであったが、やがて気の毒そうに吾輩のパンツをながめながらこう言った。</p>
<p>「しかし君そんな運動は少し控えたほうがよかないぜ」</p>
<p>「そうでしょうか」</p>
<p>「ああよくないとも。そんなことをしていちゃ胃に穴があくぜ」</p>
<p>「しかしこれには原因があるんです。今申し上げましょう。しかし体操をやっているところを、先生に見つかったもんですからちょっと具合がわるいです」</p>
<p>「体操と胃の運動とはどんな関係があるんだい」</p>
<p>「つまり先生頭がいいんですね。関係というのは運動のほうじゃなくて、このパンツのほうにあるんです」</p>
<p> 吾輩の説明を聞いても、さすがの先生も少しわかりかねたとみえて、いぶかしそうな眼をしてパンツをながめている。吾輩はここまで来てはしかたがないから、昨夕以来の一部始終を先生に話した。先生は初めのうちはにやにや笑っていたが、吾輩の運動の動機を聞いているうちに、だんだだんだんまじめな顔になくなってきた。しまいには手に持った吾輩のパンツを放り出して、</p>
<p>「こりゃあ噴飯ものだ」と言ったなり席についてしまった。吾輩はやっと一安心して褌を締めた。</p>
<p> それから二、三日してから先生がこんなこと言ったそうだ。</p>
<p>「君あの運動はもうやめてしまったかい」</p>
<p> 吾輩は先生に運動の目的を達したので、この上は運動を続ける必要がなくなったと答えてやった。すると先生が笑いながら言ったそうだ。</p>
<p>「噴飯ついでに思い出したがね、君はあの体操をまだほかの人へはやっていないかい」</p>
<p> 吾輩がやらないと答えると先生はまた大笑いに笑い出したそうだ。噴飯ついでに思い出すなんて、ずいぶん人をばかにしているじゃないか。</p>
<p><br></p>
<h3>追加情報</h3>
<p>これはAIのべりすとを使用して書きました。冒頭の4文だけ私が書き、残りは実質AIが書きました。</p>
<p><br></p>

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sqlike/html/story/index.html ノーマルファイル
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作文'noindex
<p>これらの物語は、フィクションです。実在の人物、団体、地名等とは<strong>一切関係ありません。</strong>「実話」と書いていないものは全てウソです。</p>
<h2>作文一覧</h2>
<ul>
<li><a href="?Story=pass_experience">合格体験談</a> - 国立に行きたい願望。</li>
<li><a href="?Story=i_am_cat">吾輩は受験生</a> - 吾輩は受験生である。自覚はまだない。</li>
</ul>
<h2>誤用</h2>
<p>間違いや誤用、誤字などがあるかもしれません。気にしないで下さい。</p>
<p>また、ウソや出鱈目があるかもしれませんが私は責任とりません。</p>
<h3>意見・感想・文句</h3>
<p>何かありましたら、<a href="/bbs.php">掲示板</a>でどうぞ。</p>

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sqlike/html/story/pass_experience.html ノーマルファイル
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合格体験談'noindex
<div>
<p> 広く浅く、とにかく穴を埋める。</p>
<p> 受験に落ちてから三年間、私はずっとそうやって過ごしてきた。高校受験の二の舞にはなりたくない。今度こそ国公立に行きたい。</p>
<p> これは周囲とは真逆の方針であったが、学力の劣るわたしにとって最善策だったと思う。わたしは負けず嫌いな面があり得意科目で負けると悔しく感じるが、あえて得意を伸ばそうとはしなかった。中学はそれで失敗したからだ。代わりに苦手な科目や受験であまり重要視されない科目の勉強を頑張った。得意を伸ばすことよりも、穴を埋める方が大切だと痛感したからだ。</p>
<p> そうしているうちに、模試の判定は私大はEばかりだが国立ならばBやCになっていた。また、マーク模試の方が記述よりも成績が良かった。そのような結果はやはり周囲と逆だったようだが、もはや志望校が違うから気にしなかった。</p>
<p> そして、高校の三年間は小学校の一年間よりも早く過ぎて、受験となった。体調は万全だった。試験会場の行き方も完璧だ。腕時計の時刻も合わせた。受験票も持った。鉛筆は削り過ぎていない。</p>
<p> 最初がセンター試験でそれが最重要だったが、7教科9科目全て無事に終了した。選択科目やマークミスは毎回念入りに確認した。この試験で人生の大半が<ruby><rb>矯正</rb><rt>・・</rt></ruby>されてしまうと気負いしたが、周りの受験生が私服ばかりだったせいか緊張しなかった。</p>
<p> 後日の自己採点とその合否判定で、落ちる気がした。そこで併願の私大の赤本を解いたが、勝てそうに無いと思った。そして案の定、全部落ちた。さらにその状態で卒業式。当然、楽しめない。お世話になった先生方に合わせる顔が無い。幸いにも国立はまだ希望がある。しかし一次募集は落ちると思っていたから二次募集の対策をした。</p>
<p> 結果的には、一次募集で合格していた。喜びよりも安堵が大きかった。</p>
<p> これで、やっと、次からは、得意を伸ばすような勉強ができる。</p>
<p><br></p>
<p>*このような受験を真似して生じるいかなる結果も感知しません。</p>
<p><br></p>
<p><br></p>
</div>