デスクトップアイコンの問題點

ファイル拡張子の偽装方法|Tsumuri's website を讀んで、思ひ附いた事を書きます。

上の記事は、RLO で拡張子を僞裝すれば、EXE 形式の実行可能ファイルを Word ファイルや Excel ファイルかの様に見せられる事の解説です。わたしは、この事が問題になる理由は「デスクトップアイコンをクリックする」と云ふ操作で次の2つの事をできるからだと考へます。

この2つを UI で區別できれば、RLO に因る危険を減らせます。極端な話ですが、コマンドラインでは「nvim foobar.txt」の様に、ファイルを開く時にプログラムを明示できるから、ファイルとプログラムとを區別できます。GUI では、ファイルとプログラムとを全く別の領域に表示すれば區別できるでせう。

そもそも、実行可能ファイルに独自のアイコンを設定できるから、僞裝が可能になります。アイコンは常にファイルの種類に従ふべきです。独自のアイコンが必要になるのは、プログラムを選んで起動する時だから「スタートメニュー」や「ランチャー」の中でのみ、独自のアイコンを表示できれば充分です。

デスクトップ(机)にファイル(書類)が並び、ファイルのアイコンを開いて仕事をすると云ふメタファーは、PC が大衆に廣まり始めた頃の物です。PC が充分に廣まつた今、UI はデスクトップのメタファーに拘らず、セキュリティーやポカヨケを重視するべきでせう。