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このコミットが含まれているのは:
たかし 2023-10-29 13:28:52 +00:00
コミット 6fed3fb86a
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ファイルの表示

@ -4,42 +4,41 @@
<ul>
<li>2023-09-14 (陰暦07月30日) たかし</li>
<li>「OpenBSD 7.3」「Dillo version 3.0.5」</li>
<li>随時追記豫定</li>
<li>「OpenBSD 7.4」「Dillo version 3.0.5」</li>
</ul>
<h2></h2>
<p>Dillo は素早く起動できてメモリーの消費もすくないブラウザーです。</p>
<p>Dillo は素早く起動できて主記憶の消費量も少ないウェブブラウザーです。</p>
<ul>
<li><strong>GTK や QT に依存しない</strong></li>
<li>CSS はすこしだけ對應</li>
<li>CSS はしだけ對應</li>
<li>JS・音聲・動畫に非對應</li>
<li>タブブラウズ可能</li>
<li><strong>デフォルトで</strong> Cookie が無效</li>
<li><strong>HTML のエラーを檢證できる</strong></li>
<li>タブ機能あり</li>
<li><strong>初期設定で Cookie が無效</strong></li>
<li><strong>HTML の構文を檢證できる</strong></li>
</ul>
<h2>1. 使用方法</h2>
<h3>1.1. 起動</h3>
<p>起動方法は通常のソフトと同じです。コマンドラインなら <kbd>dillo <var>https://dillo.org</var></kbd> <kbd>dillo <var>test.html</var></kbd> と入力して任意の URL や HTML を開けます。</p>
<p>CLI から起動する場合、<kbd>dillo <var>https://dillo.org</var></kbd> また<kbd>dillo <var>test.html</var></kbd> と入力して任意の URL や HTML を開きます。</p>
<h3>1.2. 操作</h3>
<p>操作は直感的だから詳しい説明は省きます。</p>
<p>ツールバー項目の <q>Tools</q> から CSS や畫像讀み込みの ON/OFF やツールバーの大きさを變更できますが、Dillo を終了すると設定は初期化されます。設定を永續させるには後述の dillorc を編輯します。</p>
<p>上部の「Panel」にある <q>Tools</q> から CSS や畫像讀み込みの ON/OFF や「Panel」の大きさを變更できますが、Dillo を終了すると設定は初期化されます。設定を永續させるには後述の <code>dillorc</code> を編輯します。</p>
<p>閲覽中の HTML にエラーがあればウィンドーの右下に赤いアイコンが現れます。これをクリックするとエラーの詳細が表示されます。リンクを辿るだけでエラーを檢證できるのは大きな長所です。</p>
<p>閲覽中の HTML の構文に誤りがあれば、それを示す「赤い蟲」が畫面右下に現れます。それをクリックすると詳細が表示されます。リンクを辿るだけで HTML の構文を檢證できるのは大きな長所です。</p>
<h2>2. 設定</h2>
<h3>2.1. dillorcの準備</h3>
<p>設定ファイル <q>dillorc</q> を自分のホームにコピーして編輯します。</p>
<p>設定ファイル <q>dillorc</q> を自分の <var>$HOME</var> に複製して編輯します。</p>
<ul>
<li><samp>
@ -48,9 +47,9 @@
</samp></li>
</ul>
<h3>2.2. フォントの設定</h3>
<h3>2.2. 書體の設定</h3>
<p>デフォルトでは日本語を表示できないため、フォントの設定は必須です。5つの設定項目に、日本語フォントを1つづつ設定します。</p>
<p>初期設定では日本語を表示できないため、書體 (font) の設定は必須です。5つの設定項目に、日本語の書體を1つづつ設定します。</p>
<p>例です。基本は IBM Plex Sans JP を使用して、等幅のみ VL ゴシックを設定します。</p>
@ -69,27 +68,27 @@
<p>おすすめの設定はこちらです。</p>
<dl>
<dt># 畫像は、ツールバーで ON にするまで讀み込まない</dt>
<dt># 畫像は、ON にするまで讀み込まない</dt>
<dd><code>load_images=NO</code></dd>
<dt># CSS は、ツールバーで ON にするまで讀み込まない</dt>
<dt># CSS は、ON にするまで讀み込まない</dt>
<dd><code>load_stylesheets=NO<br>
parse_embedded_css=NO</code></dd>
<dt># フォントは 16px に近くする (要微調整?)</dt>
<dt># 文字の大きさは概ね 16px にする (要微調整?)</dt>
<dd><code>font_factor=1.12</code></dd>
<dt># 起動又は Home クリック時に空白を表示</dt>
<dt># 起動時や <q>Home</q> クリック時に空白を表示</dt>
<dd><code>start_page=&quot;about:blank&quot;<br>
home=&quot;about:blank&quot;</code></dd>
<dt># Home クリック時に w3m のブックマークを表示してみる</dt>
<dt># <q>Home</q> クリック時に <a href="./w3m.html">w3m</a><code>boomark.html</code> を表示してみる</dt>
<dd><code>home=&quot;file:///home/<var>tak4</var>/.w3m/bookmark.html&quot;</code></dd>
<dt># HTTP ヘッダーを Firefox 風に</dt>
<dt># HTTP header を Firefox 風に</dt>
<dd><code>http_language=&quot;en-US,en;q=0.5&quot;<br>
http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Firefox/91.0&quot;</code></dd>
<dt># Referrer を送信しない</dt>
<dd><code>http_referer=none</code><br>
# (I2P を使用するならこの設定は非推奬)</dd>
<dt># ツールバーの大きさを指定</dt>
<dt># 「Panel」の大きさを指定</dt>
<dd><code>panel_size=<var>tiny</var></code></dd>
<dt># アイコンを小さく</dt>
<dt># 「Panel」にあるアイコンを小さく</dt>
<dd><code>small_icons=YES</code></dd>
</dl>
@ -97,7 +96,7 @@ http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Fire
<p>Cookie を有效にするには <code>~/.dillo/.dillorc/</code> を編輯します。</p>
<p>例です。デフォルトは特定のドメインでのみ Cookie を許可します。</p>
<p>特定のドメインでのみ Cookie を許可する例です。<</p>
<ul>
<li><code>
@ -125,7 +124,7 @@ http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Fire
<h3>2.6. User CSS</h3>
<p><code>~/.dillo/style.css</code> に CSS を書くとすべてのサイトのスタイルを上書きします。これは CSS の讀み込みを OFF にした時でも適用されます。</p>
<p><code>~/.dillo/style.css</code> に CSS を書くとすべての文書のスタイルシートが上書きされます。これは CSS の讀み込みを OFF にした時でも適用されます。</p>
<p>例です。行の高さを調節します。</p>
@ -133,21 +132,21 @@ http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Fire
<li><code>body { line-height: 1.5 }</code></li>
</ul>
<p><code>style.css</code> のスタイルは HTML 制作者の用意した CSS よりも優先されるため、あまり凝つたスタイルは指定しない方が無難です。</p>
<p><code>style.css</code> のスタイルシートは HTML 制作者の用意した CSS よりも優先されるため、凝つた記述は避けた方が無難です。</p>
<h2>3. I2PやTorへの接續</h2>
<h3>3.1 I2P</h3>
<p>先に i2pd をインストールします。</p>
<p>先に i2pd を導入します。</p>
<p>Dillo で I2P に接續するには、環境變數 <code>http_proxy</code> に I2P の HTTP サーバーの URL を指定します。</p>
<p>Dillo で I2P に接續するには、環境變數 <code>http_proxy</code> に I2P の HTTP proxy の URL を指定します。</p>
<ul>
<li><samp>$ <kbd>http_proxy='http://127.0.0.1:4444' dillo</kbd></samp></li>
</ul>
<p>永續化するには次の樣なシェルスクリプトを作成します。これで <kbd>dillo</kbd> コマンドの代はりに <kbd>dillo-i2p</kbd> コマンドを入力すれば I2P に接續できます。</p>
<p>永續化するには次の樣なシェルスクリプトを作成します。これで <kbd>dillo</kbd> の代はりに <kbd>dillo-i2p</kbd> と入力して I2P に接續できます。</p>
<dl>
<dt>dillo-i2p</dt>
@ -156,9 +155,9 @@ http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Fire
<h3>3.2 Tor</h3>
<p>先に tor 及び proxychains をインストールします。そして、proxychains の設定ファイル <code>/etc/proxychains.conf</code> から <q># localnet 127.0.0.0/255.0.0.0</q>云ふ記述をさがして、<q>#</q> を消します。</p>
<p>先に Tor および proxychains を導入して、proxychains の設定ファイル <code>/etc/proxychains.conf</code> から <q># localnet 127.0.0.0/255.0.0.0</q>いふ記述を探して、<q>#</q> を消します。</p>
<p>Dillo で Tor に接續するには <kbd>proxychains4</kbd> コマンドで Dillo を起動します。</p>
<p>Dillo で Tor に接續するには <kbd>proxychains4</kbd> 經由で Dillo を起動します。</p>
<ul>
<li><samp>$ <kbd>proxychain4 dillo</kbd></samp></li>
@ -175,9 +174,10 @@ http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Fire
<ul>
<li>IME に非對應 (日本語は別のソフトで入力して貼り附けること)</li>
<li>「UL・LI」「DL・DT・DD」の描畫にバグ有り (CSS で制御不可な餘白ができる)</li>
<li>キャッシュが殘りやすい (ログインの必要なサイトではログイン後にリロードしてみよう)</li>
<li>Dillo を終了しても dpid と云ふプロセスが殘る (<a href="./dpid.html">dpid を自動終了させる方法</a>を參照)</li>
<li>實態參照「<code>&amp;apos;</code>」に對應しない (「<code>&amp;#39;</code>」なら問題なし)
<li>「UL・LI」「DL・DT・DD」の描畫に問題あり (CSS で制御不可な餘白ができる)</li>
<li>キャッシュが殘りやすい (利用者認證の必要なウェブサイトでは認證後に再讀み込みしてみよう)</li>
<li>Dillo を終了してもプロセス「dpid」が殘る (「<a href="./dpid.html">Dilloのdpidを自動終了させる方法</a>」を參照)</li>
</ul>
<h2>參考</h2>
@ -186,3 +186,10 @@ http_user_agent=&quot;Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Fire
<li><a href="https://kiz.sinumade.net/config/dillo">Dillo, キスとキズつて似てるよね</a></li>
<li><a href="https://wiki.archlinux.jp/index.php/Dillo">Dillo - ArchWiki</a></li>
</ul>
<h2>關聯</h2>
<ul>
<li>Dilloの紹介</li>
<li><a href="./dpid.html">Dilloのdpidを自動終了する方法</a></li>
</ul>

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@ -6,9 +6,11 @@
<li>2023-02-11 たかし</li>
</ul>
<p>OpenBSD で cwm を使つてゐます。GTK のプログラム (netsurf-gtk3 や firefox-esr など) を起動した時に dbus-launch・dbus-daemon が起動する事に氣附きました。しかも、GTK のプログラムを終了しても、dbus は起動したままでした。<kbd>pkill dbus-daemon</kbd> で消してもいいですが、面倒です。だから起動しない様にしました。</p>
<h2>問題・對策</h2>
<p>dbus を起動しない様にするには、.xsession に次の記述を追加します。</p>
<p>OpenBSD で cwm を使つてゐます。GTK のプログラム (netsurf-gtk3 や firefox-esr など) を起動した時に dbus-launch・dbus-daemon が起動することに氣づきました。しかも、GTK のプログラムを終了しても、dbus は起動したままでした。<kbd>pkill dbus-daemon</kbd> で消してもいいですが面倒です。だから起動しない樣にしました。</p>
<p>dbus を起動しない樣にするには、.xsession に次の記述を追加します。</p>
<dl>
<dt>.xsession</dt>
@ -18,14 +20,14 @@ export DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS=/dev/null</code></dd>
</dl>
<ul>
<li>.xsession に限らず環境變數にこれらの値を設定できれば良いです</li>
<li>代入する値が適切かどうかは未確認です。</li>
<li>.xsession に限らず環境變數にこれらの値を設定できれば問題ありません</li>
<li>代入する値が適切かどうかは未確認です。</li>
</ul>
<p>X にログインし直してから、「<kbd>ps -A | grep dbus</kbd>」と入力して、dbus のプロセスが無い事を確認します。</p>
<p>起動する GTK のプログラムによつて、どの變數が效くかが異なるです。「NO_AT_BRIDGE」「DBUS_STARTER_BUS_TYPE」は netsurf-gtk3 に效きました。「DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS」は firefox-esr に效きました。他に必要な變數を見けたら追加します。</p>
<p>起動する GTK のプログラムによつて、どの變數が效くかが異なるです。「NO_AT_BRIDGE」「DBUS_STARTER_BUS_TYPE」は netsurf-gtk3 に效きました。「DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS」は firefox-esr に效きました。他に必要な變數を見けたら追加します。</p>
<h2>餘談</h2>
<p>この記事は ed で書いてみました。少し不便ですが、(OpenBSD の) vi と異なり、漢字を扱へるのが良いです。</p>
<p>この記事は最初、ed で書いてみました。少し不便ですが、(OpenBSD の) vi と異なり、漢字を扱へるのは良いことです。</p>

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@ -7,7 +7,9 @@
<li>最終更新日: 2023-03-12 (陰暦02月21日) exit のステータスコードを修正</li>
</ul>
<p>Dillo を實行すると、プロセス「dpid」が起動する事があります。このプロセスは Dillo の終了後も殘ります。次のシェルスクリプトを dillo の名前で、PATH の通つた場所 (~/.local/bin など) に置いて實行権限を設定すれば、Dillo を終了した時に dpid も終了します。複數の Dillo を起動した時は、全ての Dillo を終了したら dpid を終了します。</p>
<h2>問題・對策</h2>
<p><a href="./dillo.html">Dillo</a> を實行すると、プロセス「dpid」が起動することがあります。これは Dillo の終了後も殘ります。次のシェルスクリプトを <code>dillo</code> の名前で、<var>$PATH</var> の通つた場所 (~/.local/bin など) に置いて實行権限を設定すれば、Dillo を終了した時に dpid も終了します。複數の Dillo を起動した時は、すべての Dillo を終了した時に「dpid」を終了します。</p>
<pre><code>#!/bin/sh
<var>/usr/local/bin/dillo</var> $@
@ -19,10 +21,17 @@ fi
exit $result</code></pre>
<ul>
<li><code><var>/usr/local/bin/dillo</var></code>」の部分はディストリによつて異なるから「<kbd>type dillo</kbd>」で調べてください。</li>
<li><kbd>chmod +x ~/.local/bin/dillo</kbd>」の様にして實行権限を設定してください。</li>
<li><code><var>/usr/local/bin/dillo</var></code>」の部分は環境によつて異なるから「<kbd>type dillo</kbd>」で調べてください。</li>
<li><kbd>chmod +x ~/.local/bin/dillo</kbd>」の様にして實行権限を設定してください。</li>
</ul>
<h2>餘談</h2>
<p>わたしは、HTML/CSS をローカルで點檢する爲に Dillo を使用します。Dillo は動作が輕くて、CSS を少しサポートしてゐて、HTML のエラーチェック機能があるからです。</p>
<p>特に HTML/CSS をローカルで點檢するために Dillo を使用してゐます。Dillo は動作が輕くて、CSS に (些しだけ) 對應してゐて、HTML の構文を檢證できるからです。</p>
<h2>關聯</h2>
<ul>
<li><a href="./dillo.html">Dilloの紹介</a></li>
<li>Dilloのdpidを自動終了する方法
</ul>

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@ -1,21 +1,21 @@
<title>美々蝶々</title>
<h1>美々蝶々 - BiBi Chocho</h1>
<h1>美々蝶々 - Bibi Chocho</h1>
<p>たかしの個人サイトです。主な話題はウェブやフリーソフトです。</p>
<p>たかしの個人サイトです。主な題材はウェブや自由ソフトウェアです。</p>
<ul>
<li><a href="./profile.html">自己紹介</a></li>
<li><a href="./snslist.html">SNSアカウント</a></li>
<li>
<a href="http://bibis.i2p/">掲示板 (i2p)</a>
- <a href="http://m522y22o5yyvc4z7tpbl7levr2ofsgbed66eueco4ajtkmospvpq.b32.i2p/">掲示板 (b32)</a>
- <a href="http://m522y22o5yyvc4z7tpbl7levr2ofsgbed66eueco4ajtkmospvpq.b32.i2p/">掲示板 (b32.i2p)</a>
- <a href="http://ni63xqywbotvg3p4unlnfohgfiayoxhvr7uh53haxqmnqmenzsm5ulad.onion/"> 掲示板 (onion)</a>
</li>
<li><a href="https://x.bibi.moe/">掲示板2 (クリアネット)</a></li>
</ul>
<h2>1. データ</h2>
<h2>1. 資料</h2>
<dl>
<dt><a href="./webring.html">ウェブリング (リンク集)</a></dt>
@ -27,7 +27,7 @@
<p>
<a href="#WEB">ウェブ</a>
- <a href="#UNIX">GNU/Linux・BSD</a>
- <a href="#COMP">コンピューター</a>
- <a href="#COMP">電子計算機</a>
- <a href="#CUL">文化</a>
</p>
@ -95,7 +95,7 @@
<dd>2023-07-02 (陰暦05月15日)</dd>
<dt><a href="./obsdupgrade.html">OpenBSD 7.0から7.3にアップグレード方法</a></dt>
<dd>2023-08-24 (陰暦07月24日)</dd>
<dt><a href="./seamonkey.html">Seamonkeyの覺書</a></dt>
<dt><a href="./seamonkey.html">SeaMonkeyの覺書</a></dt>
<dd>2023-09-08 (陰暦07月24日)</dd>
<dt><a href="./dillo.html">Dilloの紹介</a></dt>
<dd>2023-09-14 (陰暦07月30日)</dd>
@ -105,7 +105,7 @@
<dd>2023-10-02 (陰暦08月18日)</dd>
</dl>
<h3>2.3. コンピューター <a name="COMP" href="#COMP"></a></h3>
<h3>2.3. 電子計算機 <a name="COMP" href="#COMP"></a></h3>
<dl>
<dt><a href="./iconsuck.html">デスクトップアイコンの問題點</a></dt>
@ -133,9 +133,9 @@
<dt>ミラー</dt>
<dd>
<a href="http://bibi.i2p/">美々蝶々 (i2p)</a>
- <a href="http://4iye5h6b7ktajp34jhhfrx77g2kr42w6e72u2ixy5acwwbpgclfq.b32.i2p/">美々蝶々 (b32)</a>
- <a href="http://4iye5h6b7ktajp34jhhfrx77g2kr42w6e72u2ixy5acwwbpgclfq.b32.i2p/">美々蝶々 (b32.i2p)</a>
- <a href="http://6wyvgarb3kht6umsqdjrkmwxhfobre24cr6bkmjszu4ngtuezjd45mqd.onion/">美々蝶々 (onion)</a>
</dd>
<dt>ソース</dt>
<dd><a href="https://gitler.moe/tak4/bibi">Gitler</a></dd>
<dt>Git</dt>
<dd><a href="https://gitler.moe/tak4/bibi">Gitler (tak4/bibi)</a></dd>
</dl>

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@ -6,26 +6,28 @@
<li>2023-03-29 (陰暦閏02月07日) たかし</li>
</ul>
<p><a href="http://www.kagetaka.org/">影鷹</a>は Java で作られたブラウザーです。影鷹は独自の描畫エンジンを持ち、すべてのウェブサイトを縱書きで表示します。</p>
<h2></h2>
<p>わたしは OpenBSD 7.2 に影鷹をインストールしました。その手順を殘します。OpenBSD 以外の OS で使用する場合は讀み換へてください。</p>
<p><a href="http://www.kagetaka.org/">影鷹</a>は Java で作られたウェブブラウザーです。影鷹は独自の描畫エンジンを持ち、すべての HTML 文書を縱書きで表示します。</p>
<p>OpenBSD 7.2 で影鷹を導入した時の手順を殘します。OpenBSD 以外の OS で使用する場合は讀み替へてください。</p>
<dl>
<dt><img src="./images/kagetaka.png" alt="縱書きの美々蝶々"></dt>
<dd>影鷹のスクリーンショット</dd>
<dd>影鷹の畫面寫眞</dd>
</dl>
<h2>1. Javaのインストール</h2>
<h2>1. Javaの導入</h2>
<p>次のコマンドで Java をインストールします。</p>
<p>次のコマンドで Java を導入します。</p>
<ul>
<li><samp>$ <kbd>doas pkg_add jdk</kbd></samp></li>
</ul>
<p>OpenBSD には Java のパッケージが複數あり、どれをインストールするか尋ねられます。わたしは、jdk-1.8.0 をインストールしました。</p>
<p>OpenBSD には Java のパッケージが複數あり、どれを導入するか尋ねられます。筆者はは jdk-1.8.0 を選擇しました。</p>
<p>Java をインストールしたら、「<kbd>java</kbd>」コマンドを確認します。OpenBSD では Java のパスが環境變數 <var>PATH</var> に含まれないから、Java を實行する時はフルパスを指定します。</p>
<p>Java を導入したら、「<kbd>java</kbd>」コマンドを確認します。OpenBSD では Java のパスが環境變數 <var>PATH</var> に含まれないから、Java を實行する時はフルパスを指定します。</p>
<ul>
<li><samp>$ <kbd>/usr/local/jdk-1.8.0/bin/java -version</kbd><br>
@ -34,17 +36,17 @@ OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_342-b07)<br>
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.342-b07, mixed mode)</samp></li>
</ul>
<h2>2. 影鷹のインストール</h2>
<h2>2. 影鷹の導入</h2>
<h3>2.1. ファイルの取得</h3>
<p>次のサイトから UNIX 版の壓縮ファイルを取得して、これを「~/Downloads」に保存します。</p>
<p>次のウェブサイトから UNIX 版の壓縮ファイルを取得して、これを「~/Downloads」に保存します。</p>
<ul>
<li><a href="https://osdn.net/projects/kagetaka/downloads/12233/kagetaka-0.4.tar.gz/">https://osdn.net/projects/kagetaka/downloads/12233/kagetaka-0.4.tar.gz/</a></li>
</ul>
<p>取得したら、ファイルの壓縮を解除して、適當な場所に配置します。わたしは「~/.local/opt」に配置しました。</p>
<p>取得したら、ファイルを壓縮解除して、適當な場處に配置します。筆者は「~/.local/opt」に配置しました。</p>
<ol>
<li><samp>$ <kbd>cd ~/Downloads</kbd></samp></li>
@ -61,7 +63,7 @@ OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.342-b07, mixed mode)</samp></li>
<h3>2.2. 起動用スクリプトの作成</h3>
<p><kbd>kagetaka</kbd>」と入力するだけで影鷹を起動するには、次の様なスクリプトを作成します。そして、「<kbd>chmod +x kagetaka</kbd>」で實行権限を附与して、これを環境變數 <var>PATH</var> に含まれる場所 ( ~/.local/bin など) に配置します。</p>
<p><kbd>kagetaka</kbd>」と入力するだけで影鷹を起動するには、次の様なスクリプトを作成します。そして、「<kbd>chmod +x kagetaka</kbd>」で實行権限を與へて、これを環境變數 <var>PATH</var> に含まれる場所 ( ~/.local/bin など) に配置します。</p>
<dl>
<dt>スクリプト「kagetaka」の内容</dt>
@ -74,23 +76,23 @@ exec $java_path -jar $kagetaka_path $@</code></dd>
<p>ここでも「<var>java_path</var>」「<var>kagetaka_path</var>」に指定するパスは、實際の物に合せて下さい。</p>
<p>影鷹のマニュアルには、影鷹に附属の「kagetaka.sh」を使用する様に書かれてゐますが、わたしは敢へて自作しました。</p>
<p>影鷹のマニュアルには、影鷹に附属の「kagetaka.sh」を使用する様に書かれてゐますが、筆者は敢へて自作しました。</p>
<h2>3. 影鷹の利用・設定</h2>
<p>影鷹の UI は分かり易いから、日本語が讀めれば操作方法はすぐ分かると思ひます。CSS のサポートは dillo よりも不完全みたいですが、サイトが縱書きになる事は面白いです。</p>
<p>影鷹の UI は分りやすいから、日本語が讀めれば操作方法はすぐに分ると思ひます。CSS の實裝は dillo よりも不完全ですが、色々な HTML 文書を縱書きで表示してみるのは面白いことです。</p>
<p>最後に、重要さうな設定項目をまとめました。「ツール」&gt;「影鷹のオプション」から設定を變更できます。</p>
<dl>
<dt>アンチエイリアスを有效にする</dt>
<dt>文字をなめらかに表示する</dt>
<dd>「表示」&gt;「フォント」&gt;「文字をなめらかに表示する」にチェックする。</dd>
<dt>畫像を非表示にする</dt>
<dd>「詳細」&gt;「表示項目」&gt;「画像を表示」のチェックを外す。</dd>
<dd>畫像の多いサイトは、畫像を非表示にしないと讀み込みに時間がかかる。</dd>
<dt>リファラーを無效にする</dt>
<dd>畫像の多い HTML 文書では、畫像を非表示にしないと讀み込みに時間がかかる。</dd>
<dt>HTTP Referrer を無效にする</dt>
<dd>「詳細」&gt;「ネットワーク」&gt;「Referer を送信する条件」を「送らない」に變更する。</dd>
<dd>デフォルトは「同じホストのみ送る」。</dd>
<dd>初期設定は「同じホストのみ送る」。</dd>
<dt>Cookie を無效にする</dt>
<dd>「詳細」&gt;「クッキー」&gt;「クッキーを保存する」のチェックを外す。</dd>
<dd>「セッションクッキーを受け取った場合」「永続クッキーを受け取った場合」の兩方を「許可しない」にする。</dd>

ファイルの表示

@ -6,18 +6,22 @@
<li>2023-09-21 (陰暦08月07日) たかし</li>
</ul>
<h2>問題對策</h2>
<h2>問題對策</h2>
<p>Netsurf は起動時に檢索エンジンから favicon.ico を取得して檢索バーに表示します。しかもデフォルトの檢索エンジンは Google なので <code>https://google.com/favicon.ico</code> に接續されます。この問題の修正方法を説明します。</p>
<p>Netsurf は起動時に檢索エンジンから favicon.ico を取得して右上の檢索欄に表示します。この問題の修正方法を説明します。</p>
<p>修正するには、Netsurfが内部に持つファイル「SearchEngine」を編輯します。OpenBSD の場合、<code>/usr/local/share/netsurf/SearchEngine</code> にあります。</p>
<ul>
<li>檢索エンジンの初期設定は Google です (<code>https://google.com/favicon.ico</code> に接續されます)。</li>
</ul>
<p>修正するには、Netsurf が内部に持つファイル「SearchEngine」を編輯します。OpenBSD の場合、<code>/usr/local/share/netsurf/SearchEngine</code> にあります。</p>
<p>「|」で區切られた、左から4つ目の項目がアイコンの URL なので、これを存在しない URL (about:blank とか) に變更します。</p>
<dl>
<dt>修正前のイメージ</dt>
<dt>修正前</dt>
<dd><code>Google|www.google.com|http://www.google.com/search?q=%s|<strong>http://www.google.com/favicon.ico</strong>|</code></dd>
<dt>修正後のイメージ</dt>
<dt>修正後</dt>
<dd><code>Google|www.google.com|http://www.google.com/search?q=%s|<strong>about:blank</strong>|</code></dd>
</dl>
@ -40,3 +44,10 @@
<a href="https://spyware.neocities.org/articles/netsurf">Netsurf — Spyware Watchdog (clearnet)</a>
</li>
</ul>
<h2>關聯</h2>
<ul>
<li><a href="./netsurf.html">Netsurfの紹介</a></li>
<li>Netsurf起動時のfavicon接續防止</li>
</ul>

ファイルの表示

@ -5,25 +5,24 @@
<ul>
<li>2023-10-02 (陰暦08月18日) たかし</li>
<li>「OpenBSD 7.3」「Netsurf 3.10」</li>
<li>随時追記豫定</li>
</ul>
<h2></h2>
<p>Netsurf は獨自のレンダリングエンジンを持つ GTK 製のブラウザーです。</p>
<p>Netsurf は獨自の描畫エンジンを持つ GTK 製のウェブブラウザーです。</p>
<ul>
<li>CSS の對應狀況は Dillo より良い</li>
<li>CSS を無效にできない</li>
<li>webp 形式の畫像を表示できる</li>
<li>JS・音聲・動畫に非對應 ※JSの設定項目はるが殆ど機能しない (未調査)</li>
<li>タブブラウズ可能</li>
<li>タブの位置をウィンドウの左右や下部に變更可能</li>
<li>CSS による簡易的な廣告ブロック機能り (CSS で <code>.ad</code> を非表示にするなど)</li>
<li>ブックマーク/履歴を HTML ファイルとして出力可能 ※エンコーディングは「iso-8859-1」</li>
<li>ツールバーの項目をカスタマイズ可能(Firefox風)</li>
<li>UserAgent 文字列を變更不可 (形式は <q>NetSurf/[version] ([operating system]; [CPU architecture])</q>)</li>
<li>「.onion」ドメインには接續不可?</li>
<li>JS・音聲・動畫に非對應 ※JSの設定項目はるが殆ど機能しない (未調査)</li>
<li>タブ機能がある</li>
<li>「Tab bar」を左右の端や下端に移動できる</li>
<li>CSS による簡易的な廣告ブロック機能り (CSS で <code>.ad</code> を非表示にするなど)</li>
<li>ブックマーク/履歴を HTML ファイルとして出力できる ※エンコーディングは「iso-8859-1」</li>
<li>「Toolbar」の項目を設定できる (Firefox風)</li>
<li>UserAgent 文字列を變更できない (形式は <q>NetSurf/[version] ([operating system]; [CPU architecture])</q>)</li>
<li>「.onion」ドメインには接續できない</li>
</ul>
<h2>1. 起動方法</h2>
@ -41,21 +40,21 @@
<p>設定畫面を表示するには右上のメニューのアイコンから <q>Edit</q><q>Preferences</q> を選擇します。</p>
<dl>
<dt>タブバーを常に表示する</dt>
<dt>「Tab bar」を常に表示する</dt>
<dd><q>Apperance</q><q>Tabs</q><q>Always show tab bar</q> にチェックする</dd>
<dt>URL バーの候補を表示させない</dt>
<dt>「URLbar」に候補を表示しない</dt>
<dd><q>Apperance</q><q>URLbar</q><q>Display recentry visited URLs as you type</q> のチェックを外す</dd>
<dt>フォントを16pxにする</dt>
<dt>文字の大きさを16pxにする</dt>
<dd><q>Content</q><q>Fonts</q><q>Size</q></dd>
<dt>Referrerを送信しない</dt>
<dd><q>Privacy</q><q>General</q><q>Enable referral submssion</q> のチェックを外す</dd>
<dd><strong>※ I2P に接續する場合はチェックを入れるべき</strong></dd>
</dl>
<h3>2.2. ツールバーのカスタマイズ</h3>
<h3>2.2. 「Toolbar」の項目設定</h3>
<p>ツールバーをカスタマイズするには右上のメニューのアイコンから <q>View</q><q>Customise…</q> を選擇します。GUI でアイコンを配置して <q>Apply</q> をクリックします。</p>
<p><q>Home</q><q>Downloads</q><q>Show Bookmarks…</q> 邊りを追加すると良いです。</p>
<p>「Toolbar」の項目を設定するには右上のメニューのアイコンから <q>View</q><q>Customise…</q> を選擇します。GUI でアイコンを配置して <q>Apply</q> をクリックします。</p>
<p><q>Home</q><q>Downloads</q><q>Show Bookmarks…</q> などを追加すれば良いと思ひます。</p>
<h2>3. I2P/Torへの接續</h2>
@ -84,16 +83,16 @@
<li><strong>これは正規の使用方法ではない</strong></li>
</ul>
<p>Netsurf の内部データを書き換へれば設定が變更できない部分のカスタマイズが可能です。ファイルの場所はOpenBSD の場合<code>/usr/local/netsurf</code>」配下す。</p>
<p>Netsurf の内部データを書き換へれば、通常は變更できない設定を變更できます。OpenBSD の場合ファイルは<code>/usr/local/netsurf</code>」配下にあります。</p>
<dl>
<dt><code>adblock.css</code></dt>
<dd>廣告ブロック用の CSS</dd>
<dt><code>default.css</code></dt>
<dd>デフォルトのスタイル (全 URL で有效になる)</dd>
<dd>末尾に「<code>@import url(&#39;file:///home/<var>ユーザー名</var>/.config/netsurf/user.css&#39;);</code>等と書く事でユーザーCSSに近い事ができる</dd>
<dd>スタイル (全 URL で有效になる)</dd>
<dd>末尾に「<code>@import url(&#39;file:///home/<var>ユーザー名</var>/.config/netsurf/user.css&#39;);</code>などと書けば「利用者 CSS」に近いことができる</dd>
<dt><code>SearchEngines</code></dt>
<dd>檢索エンジンの URL 等の定義</dd>
<dd>檢索エンジンの定義 (URL など)</dd>
</dl>
<h2>細かい注意點</h2>
@ -101,9 +100,9 @@
<ul>
<li><a href="./disabledbus.html">dbus-daemon が起動してしまふ (抑止可能)</a></li>
<li><a href="./netsurf-favicon.html">起動時に檢索エンジンのサーバーに接續する (抑止可能)</a></li>
<li>URL バーを非表示にできるが非表示にすると任意の URL を開く手段が無くなる (<kbd>Ctrl + L</kbd> も反應しなくなる)</li>
<li>リンク等の下線の色が文字より若干薄いから<strong>讀み易い</strong></li>
<li>ブックマーク一覽は別ウィンドウで表示される</li>
<li>「URLbar」を非表示にすると任意の URL を開く手段がなくなる (<kbd>Ctrl + L</kbd> も反應しなくなる)</li>
<li>リンクなどの下線の色が文字より若干薄いから文字が<strong>讀み易い</strong></li>
<li>ブックマーク一覽は別の窻で表示される</li>
</ul>
<h2>參考</h2>
@ -111,3 +110,10 @@
<ul>
<li><a href="http://www.netsurf-browser.org/documentation/guide.html">NetSurf | User Guide</a></li>
</ul>
<h2>關聯</h2>
<ul>
<li>Netsurfの紹介</li>
<li><a href="./netsurf-favicon.html">Netsurf起動時のfavicon接續防止</a></li>
</ul>

ファイルの表示

@ -6,7 +6,9 @@
<li>2023-01-06 たかし</li>
</ul>
<p>OpenBSD をインストール済みのPCが2台ありました。片方のPCに統一するためにユーザーを引越ししました。その手順を殘します。</p>
<h2></h2>
<p>OpenBSD を導入ずみの PC が2台ありました。片方の PC に統一するためにユーザーを引越ししました。その手順を殘します。</p>
<h2>1. 前提</h2>
@ -14,16 +16,16 @@
<dl>
<dt>from-pc</dt>
<dd>移行元PCのホスト名</dd>
<dd>移行元 PC のホスト名</dd>
<dt>to-pc</dt>
<dd>移行先PCのホスト名</dd>
<dd>移行先 PC のホスト名</dd>
<dt>myname</dt>
<dd>移行するユーザー名</dd>
</dl>
<h2>2. 手順</h2>
<p>最初に、移行元のPCで、ユーザーのホームを .tar.gz 壓縮して、移行先のPCに .tar.gz を転送します。</p>
<p>最初に、移行元の PC で、ユーザーのホームを .tar.gz 壓縮して、移行先の PC に .tar.gz を轉送します。</p>
<dl>
<dt>ホームのバックアップを作成</dt>
@ -37,7 +39,7 @@
sftp&gt; <kbd>exit</kbd></samp></dd>
</dl>
<p>次に、移行先のPCに新しいユーザーを作ります。ユーザー名は移行元と同じ名前にします。</p>
<p>次に、移行先の PC に新しいユーザーを作ります。ユーザー名は移行元と同じ名前にします。</p>
<dl>
<dt>ユーザーを作成</dt>
@ -45,7 +47,7 @@
(名前は myname とします)</dd>
</dl>
<p>そして、移行先のPCに新しいユーザーでログインして、ホームを空にして、.tar.gz を壓縮解除します。</p>
<p>そして、移行先の PC に新しいユーザーでログインして、ホームを空にして、.tar.gz を壓縮解除します。</p>
<dl>
<dt>ホームを空にする</dt>

ファイルの表示

@ -6,22 +6,24 @@
<li>2023-08-10 (陰暦06月24日) たかし</li>
</ul>
<p>OpenBSD の sysupgrade コマンドを改造して、一氣に最新のバージョンにアップグレードする方法を紹介します。</p>
<h2></h2>
<p>OpenBSD の sysupgrade コマンドを改造して、一氣に最新版にアップグレードする方法を紹介します。</p>
<h2>1. 導入</h2>
<p>ConoHa VPS の OpenBSD 7.0 で sysupgrade を實行するとエラーになりました。原因は、次のバージョン (7.1) 及び、それ以前のバージョンが配信停止濟みだからです。</p>
<p>ConoHa VPS の OpenBSD 7.0 で sysupgrade を實行するとエラーになりました。原因は、次の版 (7.1) および、それ以前の版が配信停止濟みだからです。</p>
<p>sysupgrade は1つ次のバージョンか、snapshot へのアップデートしかできないため、OpenBSD 7.0 以前のバージョンでは、sysupgrade が動かないわけです。</p>
<p>sysupgrade は1つ次の版、または、snapshot へのアップグレードしかできないため、OpenBSD 7.0 以前のバージョンでは、sysupgrade が動かないわけです。</p>
<ul>
<li>snapshot へのアップデートも試しましたが、うまく行きませんでした。</li>
<li>以下の手順はインストール直後に試したため、運用中の環境では問題が生じるかもしれません。</li>
<li>snapshot へのアップグレードも試しましたが、うまく行きませんでした。</li>
<li>以下の手順は VPS 構築の直後に試したため、運用中の環境では問題が生じるかもしれません。</li>
</ul>
<h2>2. 手順</h2>
<p>root ユーザーで作業します。先づ、7.3 の signify ファイルがあるかどうかを確認し、無ければサーバーから取得します。これが無いと後の手順でエラーになります。</p>
<p>root で作業します。まづ、7.3 の signify ファイルがあるかどうかを確認し、無ければサーバーから取得します。これが無いと後の手順でエラーになります。</p>
<pre><samp># <kbd>ls -l /etc/signify/openbsd-73-base.pub</kbd>
ls: /etc/signify/openbsd-73-base.pub: No such file or directory
@ -33,7 +35,7 @@ ls: /etc/signify/openbsd-73-base.pub: No such file or directory
<pre><samp># <kbd>cp -p /usr/sbin/sysupgrade /root/sysupgrade.7.3</kbd>
# <kbd>vi /root/sysupgrade.7.3</kbd></samp></pre>
<p>變數<code>NEXT_VERSION</code> に「現バージョン + 0.1」を代入する箇所があります。これを探して <code>'7.3'</code> に固定します。</p>
<p>變數<code>NEXT_VERSION</code>」に「現在の版数 + 0.1」を代入する部分があります。これを探して <code>'7.3'</code> に固定します。</p>
<dl>
<dt>編輯前</dt>

ファイルの表示

@ -4,10 +4,12 @@
<ul>
<li>2022-12-18 たかし</li>
<li>最終更新日: 2022-12-28</li>
<li>最終更新日: 2023-10-29 (陰暦09月15日)</li>
</ul>
<p>わたしは現在 OpenBSD を使用中です。わたしが Windows をやめて GNU/Linux や BSD を使用する様になつた経緯、及び、今まで使用したOSについて書きます。今まで使用したOSは次の通りです。</p>
<h2></h2>
<p>筆者が Windows ではなく GNU/Linux や BSD を使用する様になつた経緯を説明します。今までの OS は次の通りです。</p>
<ol>
<li>Windows XP</li>
@ -21,41 +23,41 @@
<h2>Windows XP (~2010年頃)</h2>
<p>初めてのPCは Windows XP のノートPCでした。当時はOSの事を知りませんでした。最初はIEでウェブを見たり、「ペイント」で絵を描いたりました。後からHTMLの作成やプログラミングを始めました。</p>
<p>最初の PC は Windows XP のラップトップでした。当時は OS の存在を知りませんでした。PC の主な用途は IE でウェブを見ることや「ペイント」で絵を描くことでした。途中からは HTML の作成やプログラミングも始めました。</p>
<p>SNS ( = Twitter) に支配される前だから、HTMLを公開して掲示板で宣伝するとみんなが見てくれました。仕合せな時代でした。</p>
<p>余談ですが、当時は SNS (X/Twitter) に支配される前でした。HTML を公開して掲示板で宣伝すればみんなが見てくれました。仕合せな時代でした。</p>
<h2>Windows 7 (2010年頃~)</h2>
<p>前のノートPCが壊れて、Windows 7 のノートPCを購入しました。この時にOSの事を知りました。また、OSのサポートが終了したら、OSを更新するか、新しいPCを購入する必要があると知りました。それを知つてから、Windows に対して不信感を持ち始めました。後でこれは「不自由なソフトウェア」の問題だと知りました</p>
<p>前の PC が壊れた後、次の PC は Windows 7 のラップトップでした。この時に OS の存在を知りました。また、OS のサポートが終了したら、OS を更新するか、新たな PC を購入する必要があると知りました。それを知つてから、Windows に対して不信感を持ち始めました。この不信感は、GNU/Linux を使用することや、後で知ることになる「自由ソフトウェア」の思想と繋がります</p>
<ul>
<li>サポートが終了したOSも使用できますが、最新のソフトウェアが起動しなくなつたり、古いOSに必要なパッチ等が公開停止になつたりします。</li>
<li>サポートの終了した OS は引き続き使用できますが、最新のソフトウェアが起動しなくなつたり、その OS 向けのパッチなどが公開停止になつたりします。</li>
</ul>
<h2>Ubuntu (2012年頃)</h2>
<p>Windows ではなく Linux なら、OSのインストールや更新が無料だと知りました。Ubuntu のライブCDを作り、Windows 7 とのデュアルブートにしました。普段は Firefox かテキストエディターしか使用しないから、Ubuntu でも全く支障がなく、「Windows なんて必要ない」と感じました。</p>
<p>Windows とは別に GNU/Linux 系の OS があり、無料で導入/更新できることを知りました。そこで Ubuntu を CD に書き込み、Windows 7 と併用で導入しました (dual boot)。普段は Firefox かテキストエディターしか使用しないから、OS は Ubuntu で充分だと感じました。</p>
<p>それでも、この頃はCLIを全く使用しなかつたから Windows でも平気で、Ubuntu を1年くらい使用した後で飽きて Windows に戻しました</p>
<p>ところが1年後には Ubuntu に飽きて Windows に戻りました。当時は CLI を使用することがなく、Ubuntu で充分であるのと同じく、Windows でも充分だつたからです</p>
<h2>Windows 10 (~2016年頃)</h2>
<p>Ubuntu から Windows に戻した後、Windows 7 を Windows 10 に更新しました。Windows 10 は非道すぎました。勝手にソフトをインストールされたり、Microsoft Account を強制されたりします。Windows 10 を何年か使用しましたが、ノートPCのHDDが破損しました。この時にUSBブートで Linux を使用する事にしました。</p>
<p>Ubuntu に飽きた後、OS を Windows 10 に更新しました。Windows 10 はひどすぎる OS でした。不要なソフトを勝手に追加したり、Microsoft Account を強制したりと嫌なことが沢山ありました。それでも我慢して Windows 10 を何年か使用した後で、PC の HDD が破損しました。そこで USB から起動可能な GNU/Linux 系の OS を使用することにしました。</p>
<h2>Linux Mint (2016年頃)</h2>
<p>Linux を再開した当時、人気だつた Linux Mint をインストールしました (Ubuntu に近いけど)。使用した期間がとても短いから、感想はありません。</p>
<p>GNU/Linux を再開した当時は Linux Mint が人気だつたから、それを導入しました。とても短い間のことでしたから、感想はありません。</p>
<p>この頃、自由なソフトウェアと不自由なソフトウェアとの事を知りました。そして100%自由なディストリビューションである Trisquel に関心を持ちました。</p>
<p>この頃、自由ソフトウェアの概念を知りました。そして 100% 自由な OS、Trisquel GNU/Linux に関心を持ちました。</p>
<h2>Trisquel (~2022年)</h2>
<p>新しいデスクトップPCを購入した時に、遂に Trisquel をインストールしました。</p>
<p>2016年頃、新たにデスクトップ PC を購入して、Trisquel を導入しました。</p>
<p>この頃から Linux を本気で使用する様になりました。CLI や Vim を勉強して、ターミナルだけで作業できる様になりました。また、デスクトップ環境ではなくウィンドウマネージャーを使用する様になりました。OpenBox・twm・fvwm・ctwm を試して、最後は dwm を気に入りました。OSから余分な物を消して単純にするのが楽しいです。</p>
<p>この頃から GNU/Linux の利用が本格化しました。CLI や Vim の使用方法を勉強して、ターミナルだけで作業できる様になりました。また、デスクトップ環境ではなくウィンドウマネージャーを使用する様になりました。OpenBox・twm・fvwm・ctwm を試して、最後は dwm を気に入りました。OS から余分な物を消して単純にするのは楽しいことです。</p>
<p>Linux を勉強したら、Systemd の問題を知りました。Trisquel は Ubuntu の派生だから Systemd を強制します。だから他のディストリビューションを探しましたが、調べるうちに BSD に興味を持ち、BSD を試す事にしました</p>
<p>GNU/Linux を勉強するうちに Systemd の問題を知りました。ここでは詳しい問題点を書きませんが Systemd の無い OS を探すことにしました (Trisquel は Ubuntu の派生だから Systemd に依存します)</p>
<h2>OpenBSD (2022年~)</h2>
@ -63,9 +65,9 @@
<li>この節の内容は当時の物です。最新の作業環境は<a href="./profile.html">自己紹介</a>にあります。</li>
</ul>
<p>複数の BSD を試して、OpenBSD に決めました。OpenBSD は、デフォルト設定が (NTP以外) が好み通りだからです。デフォルト設定が良いと、設定に時間をかけなくて済みます。</p>
<p>複数の BSD 系 OS の中から OpenBSD を選択しました。OpenBSD は初期設定の内容が好み通りだからです (NTP の設定以外)。時間の節約に関係するから、<a href="./goodconfig.html">初期設定の内容は重要</a>す。</p>
<p>dwm ではなく OpenBSD に同梱の cwm を使用する事にしました。日本語入力 (uim・nvim)、ウェブブラウザー、画像閲覧ソフトはOSに含まれないから自分でインストールしました。これだけで充分快適に使用できます。</p>
<p>OpenBSD は dwm に近い cwm を OS に含みます。その他、OS に含まれない日本語入力 (<a href="./uim-fep.html">uim</a>・nvim)、ウェブブラウザー、画像閲覧ソフトなどを追加するだけで快適に使用できます。</p>
<p>この通り OpenBSD に満足したから、何か問題が起きるまでは、OpenBSD を使用するつもりです。</p>
@ -75,9 +77,9 @@
<li><a href="https://why-openbsd.rocks/fact/">Why OpenBSD rocks</a></li>
</ul>
<h2>【注意】OpenBSD のデフォルトのNTPサーバーについて</h2>
<h2>【注意】OpenBSDのNTPサーバーの初期設定</h2>
<p>OpenBSD のデフォルトのNTPサーバーには Cloudflare や Google が設定されているから、ここの設定変更は必須です。または ntpd を停止します。</p>
<p>OpenBSD の初期設定では NTP サーバーが Cloudflare や Google です。この設定を変更するか ntpd そのものを停止するべきです。</p>
<dl>
<dt><cite>/etc/ntpd.conf</cite> の記述から引用</dt>

ファイルの表示

@ -7,7 +7,7 @@
<ul>
<li>1997年生れ・男</li>
<li>平社員 (ウェブ開發)</li>
<li>ASD の診斷り (小學の頃)</li>
<li>ASD の診斷り (小學の頃)</li>
<li>小學6年生~中學3年生は特別支援學級 (自閉症と同じ)</li>
<li>日本の中國地方に在住</li>
</ul>
@ -21,9 +21,9 @@
<ul>
<li>GNU/Linux・BSD</li>
<li>フリーソフト (自由ソフト)</li>
<li>自由ソフトウェア</li>
<li>より良いウェブのあり方</li>
<li>舊いコンピューターを大切にする事</li>
<li>舊い電子機器を大切にすること</li>
<li>生き物・植物</li>
<li>節約</li>
<li>健康</li>
@ -32,7 +32,7 @@
<h2>作業環境</h2>
<p>ラップトップ「Let's note CF-J10」を使用中です。</p>
<p>ラップトップ「Let&#39;s note CF-J10」を使用中です。</p>
<dl>
<dt>OS</dt>

ファイルの表示

@ -4,32 +4,28 @@
<ul>
<li>2023-09-08 (陰暦07月24日) たかし</li>
<li>「OpenBSD 7.3」「SeaMonkey 2.53.15」</li>
</ul>
<h2></h2>
<ul>
<li>OpenBSD 7.3 (i386)</li>
<li>SeaMonkey 2.53.15</li>
</ul>
<p>SeaMonkey は輕さと機能性との兩方に優れたウェブブラウザーです。JS や擴張機能を利用可能でありながら輕快に動作します。筆者は Pale Moon を好みますが、Pale Moon は多くのディストロでリポジトリーに含まれません。</p>
<p>SeaMonkey は輕さと機能性とのバランスが良いブラウザーです。輕くて JS や擴張機能を利用できます。Pale moon の方が好みですが、Pale moon は多くのディストロでリポジトリーに含まれません。</p>
<h2>1. 設定</h2>
<h2>1. 初期設定</h2>
<p>インストールしたら、<cite>Spyware watchdog</cite> のガイドを參考に不要な通信を無效にします。</p>
<p>SeaMonkey を導入したら、<cite>Spyware watchdog</cite> の解説を參考に不要な通信を無效にします。</p>
<ul>
<li><a href="http://spywareitdaiuyfo2sqb5vsg7mek5cjabdr73luhnda57t2hyuzg7yyd.onion/guides/seamonkey.html">SeaMonkey - Spyware Watchdog (onion)</a></li>
<li><a href="https://spyware.neocities.org/">SeaMonkey - Spyware Watchdog (clearnet)</a></li>
</ul>
<p>上に加へて推奬する設定は次の通りです。あまりガチガチに設定すると「肥滿ページ」でトラブルの元になります。</p>
<p>上に加へて推奬する設定は次の通りです。あまりガチガチに設定すると複雜な作りのウェブサイトで問題の元になります。</p>
<ul>
<li><q>browser.display.use_document_fonts;0</q> -- CSS で指定されたフォントを無視する</li>
<li><q>browser.display.use_document_fonts;0</q> -- CSS の書體指定を無視する</li>
<li><q>browser.sessionhistory.max_total_viewers;1</q> -- 「戾る」で復元する為に保存される文書の狀態の數を1つまでにする</li>
<li><q>network.http.referer.spoofSource;true</q> -- Referrer をごまかす (リクエスト先のURLをそのまま使用)</li>
<li><q>network.http.referer.spoofSource;true</q> -- Referrer をごまかす (要求先の URL をそのまま使用)</li>
<li><q>security.OCSP.enabled;0</q> -- OCSP を無效にする</li>
</ul>
@ -43,9 +39,9 @@
<li><a href="https://github.com/gorhill/uMatrix/releases/download/1.1.4/uMatrix.firefox.xpi">https://<strong>github.com</strong>/gorhill/uMatrix/releases/download/1.1.4/uMatrix.firefox.xpi</a></li>
</ul>
<p>1st party の css-image-frame のみ許可して、他はブロックにする事を推奬します。</p>
<p>1st party の css-image-frame のみ許可して、他は拒否することを推奬します。</p>
<p><q>chrome://umatrix/content/dashboard.html#user-rules</q> を開き、<q>Edit</q> をクリックし、<q>* * * block</q> 以降を次の樣に置換して、<q>Save</q><q>Commit</q> で保存します。</p>
<p><q>chrome://umatrix/content/dashboard.html#user-rules</q> を開き、<q>Edit</q> をクリックし、<q>* * * block</q> 以降を次の樣に置換して、<q>Save</q><q>Commit</q> で保存します。</p>
<pre><kbd>* * * block
* 1st-party css allow
@ -73,4 +69,4 @@
<h2>一旦ここまで</h2>
<p>何か氣いたら追記します。</p>
<p>何か氣いたら追記します。</p>

ファイルの表示

@ -5,12 +5,12 @@
<p>ActivityPub のアカウントです。</p>
<dl>
<dt><a href="https://social.076.moe/tak4">GNU Social (076)</a> - @tak4@social.076.moe</dt>
<dd>メインアカウント</dd>
<dt><a href="https://gs.bibi.moe/tak4">GNU Social (自宅サーバー)</a> - @tak4@gs.bibi.moe</dt>
<dd>主に分散型SNSの話題</dd>
<dt><a href="https://social.076.moe/tak4">GNU social (076)</a> - @tak4@social.076.moe</dt>
<dd>代表的なアカウント</dd>
<dt><a href="https://gs.bibi.moe/tak4">GNU social (自宅サーバー)</a> - @tak4@gs.bibi.moe</dt>
<dd>分散型 SNS の話題</dd>
<dt><a href="https://eyes4you.org/@tak4">Mastodon (eyes4you.org)</a> - @tak4@eyes4you.org</dt>
<dd>テスト</dd>
<dd>檢證</dd>
<dt><a href="https://mitra.076.moe/@tak4">Mitra (076)</a> - @tak4@mitra.076.moe</dt>
<dd>テスト</dd>
<dd>檢證</dd>
</dl>

ファイルの表示

@ -4,8 +4,11 @@
<ul>
<li>2022-12-31 たかし</li>
<li>最終更新日: 2023-10-29 (陰暦09月16日)</li>
</ul>
<h2></h2>
<p>uim-fep と anthy とを使用すれば、コンソール上で日本語を入力できます。長所は次の通りです。</p>
<ul>
@ -19,16 +22,16 @@
<h2>1. GTK版を使用中の場合</h2>
<p>すでに GTK版の uim を使用中の場合、「uim-pref-gtk」を使用して、anthy の ON/OFF のキーバインドに「<kbd>control + o</kbd>」を指定します。「全角/半角」などのキーバインドは、uim-fep で使用できないからです。</p>
<p>すでに GTK版の uim を使用中の場合、「uim-pref-gtk」を使用して、anthy の ON/OFF の操作に「<kbd>alt + `</kbd>」を指定します。全角/半角キーなどは、uim-fep で使用できないからです。</p>
<h2>2. GTK版を使用しない場合</h2>
<p>GTK版の uim を使用しないで、uim-fep だけを使用する手順は次の通りです。</p>
<p>始めに、uim のパッケージをインストールします。uim をインストールすると、anthy (日本語 IME) もインストールされます。</p>
<p>始めに、uim のパッケージを導入します。anthy (日本語 IME) も一緒に導入されます。</p>
<dl>
<dt>インストール:</dt>
<dt>導入:</dt>
<dd><samp># <kbd>pkg_add uim</kbd></samp></dd>
</dl>
@ -41,7 +44,7 @@
<dd><code>export LANG=en_US.UTF-8</code></dd>
</dl>
<p>最後に、uim の設定ファイルを作成します。デフォルト設定では anthy が無効だから、anthy を使用できるようにします。また、anthy の ON/OFF のキーバインドを「<kbd>control + o</kbd>」に設定します。</p>
<p>最後に、uim の設定ファイルを作成します。デフォルト設定では anthy が無効だから、anthy を使用できるようにします。また、anthy の ON/OFF の操作に「<kbd>Alt + `</kbd>」を指定します。</p>
<dl>
<dt>設定ファイルを作成:</dt>
@ -49,8 +52,8 @@
<dt>設定ファイルの中身:</dt>
<dd><samp>$ <kbd>cat ~/.uim</kbd></samp></dd>
<dd><code>(define default-im-name 'anthy-utf8)<br>
(define-key anthy-on-key? '(&quot;&lt;Control&gt;o&quot; generic-on-key?))<br>
(define-key anthy-off-key? '(&quot;&lt;Control&gt;o&quot; &quot;escape&quot; generic-off-key?))</code></dd>
(define-key anthy-on-key? '(&quot;&lt;Alt&gt;`&quot; generic-on-key?))<br>
(define-key anthy-off-key? '(&quot;&lt;Alt&gt;`&quot; &quot;escape&quot; generic-off-key?))</code></dd>
</dl>
<h2>3. 起動と終了</h2>
@ -64,7 +67,7 @@
<dd><samp>$ <kbd>uim-fep -e tmux</kbd></samp></dd>
</dl>
<p>uim-fep の起動後は、コンソールの最後の行に uim のインジケーターが表示されます。「anthy-utf8」が有効であること、「- 」=「直接入力」、「R」=「ローマ字入力」を意味します。</p>
<p>uim-fep の起動後は、コンソールの最後の行に uim のインジケーターが表示されます。「anthy-utf8」が有効であること、「- 」(「直接入力」の意味)、「R」=(「ローマ字入力」の意味) を意味します。</p>
<dl>
<dt>インジケーター:</dt>
@ -73,7 +76,7 @@
<h2>4. 入力の操作</h2>
<p>起動時は直接入力になります。日本語入力を ON にするには、設定したキーバインド通り「<kbd>control + o</kbd>」を押します。日本語入力を ON にすると、インジケーターの「- 」が「あ」=「日本語入力」に変化します。</p>
<p>起動時は直接入力になります。日本語入力を ON にするには、設定したキーバインド通り「<kbd>alt + `</kbd>」を押します。日本語入力を ON にすると、インジケーターの「- 」が「あ」=「日本語入力」に変化します。</p>
<dl>
<dt>インジケーター (日本語入力):</dt>
@ -87,7 +90,7 @@
<dd><samp>1:東京 2:とうきょう 3:トウキョウ [1/3]</samp></dd>
</dl>
<p>日本語入力を OFF にする時は「<kbd>control + o</kbd>」か<kbd>エスケープ</kbd>を入力します。<kbd>エスケープ</kbd>で OFF にできる様に設定すると、Vim を使用する時に便利です。</p>
<p>日本語入力を OFF にする時は「<kbd>alt + `</kbd>」か<kbd>エスケープ</kbd>を入力します。<kbd>エスケープ</kbd>で OFF にできる様に設定すると、Vim を使用する時に便利です。</p>
<p>漢字変換中の便利なキーバインドをいくつか紹介します。</p>
@ -106,16 +109,16 @@
<h2>5. かな入力</h2>
<p>私は日本語よりローマ字入力が好きです。かな入力だと、1つのひらがなを1つのキーで入力できます。ただし、キー配列は暗記が必要です。例として「ち」は「<kbd>a</kbd>」のキーに割り当てられます。</p>
<p>私はローマ字入力よりも、かな入力を好みます。1つのひらがなを1つのキーで入力できます。ただし、キー配列は暗記が必要です。例として「ち」は「<kbd>a</kbd>」のキーに割り当てられます。</p>
<p>uim でかな入力を使用する場合、uim-pref-gtk で設定するか、設定ファイルに次の設定を追記します。</p>
<p>かな入力をするには、uim-pref-gtk で設定するか、設定ファイルに次の設定を追記します。</p>
<dl>
<dt>かな入力の設定:</dt>
<dd><code>(define default-widget_anthy_utf8_kana_input_method 'action_anthy_utf8_kana)</code></dd>
</dl>
<p>かな入力を設定すると、インジケーターに「か」=「かな入力」と表示されます。</p>
<p>かな入力を設定すると、インジケーターに「か」と表示されます (「かな入力」の意味)</p>
<dl>
<dt>インジケーター (かな入力):</dt>
@ -124,7 +127,7 @@
<h2>以上</h2>
<p>uim の設定ファイルに関する資料は少ないから、調査の余地があります。ですが、わたしは、これだけで充分に日本語を入力できます。</p>
<p>uim の設定ファイルに関する資料は少なく、調査の余地があります。</p>
<h2>参考</h2>

ファイルの表示

@ -4,49 +4,54 @@
<ul>
<li>2022-12-25 たかし</li>
<li>最終更新日: 2022-12-31</li>
<li>書きかけ。スクリーンショットを追加したい。</li>
<li>最終更新日: 2023-10-29 (陰暦09月15日)</li>
<li>スクリーンショットを追加したい</li>
<li><strong>これを書いた後で中古のラップトップを購入した</strong></li>
</ul>
<h2>1. 初めに</h2>
<h2></h2>
<p>ノートPCが欲しいけど新しく購入するのは勿体ないです。でも、わたしには CyanogenMod (Android 6 と同じ) のタブレットがあります。SSH を使用すればタブレット経由でデスクトップPCを操作できます。これでノートPCと同じになります。CLIだけですが</p>
<p>ラップトップが欲しいけど新しく購入するのは勿体ないことです。筆者は CyanogenMod (Android 6 と同じ) のタブレットをもちます。SSH を使用すればタブレット経由でデスクトップ PC を操作できます。これで CLI に限られるものの、ラップトップと同じことができます</p>
<h2>2. 使用した機器</h2>
<ul>
<li>SSH 経由の X11 は不便だつた</li>
</ul>
<h2>1. 使用機器</h2>
<dl>
<dt>PC</dt>
<dd>Open BSD をインストールしたPCです。</dd>
<dd>Open BSD を導入した PC</dd>
<dt>タブレット</dt>
<dd>CyanogenMod をインストールしたタブレットです (普通の Android でも同じです)。</dd>
<dt>キーボード</dt>
<dd>USB Type-A のキーボードです。</dd>
<dd>CyanogenMod を導入したタブレット (普通の Android でも同じ)</dd>
<dt>鍵盤</dt>
<dd>USB Type-A の鍵盤</dd>
<dt>USB Type-A・B 変換アダプター</dt>
<dd>タブレットが USB Type-B のみ対応だからキーボードの接続に変換アダプターが必要です。</dd>
<dd>タブレットが USB Type-B のみ対応だから鍵盤の接続に変換アダプターが必要です。</dd>
</dl>
<h2>3. タブレットにインストールしたソフト</h2>
<h2>2. タブレットに導入したソフト</h2>
<p><a href="https://f-droid.org/">F-Droid</a> からインストールできます。インストールしたら、IME を Hacker's keyboard に設定してタブレットに USB キーボードを接続します。</p>
<p>すべ<a href="https://f-droid.org/">F-Droid</a> から導入できます。導入したら、IME を Hacker's keyboard に設定してタブレットに鍵盤を接続します。</p>
<dl>
<dt><a href="https://f-droid.org/en/packages/tech.ula/">UserLAnd</a></dt>
<dd>Android で Linux ディストロを使用可能にします。</dd>
<dt><a href="https://f-droid.org/en/packages/org.pocketworkstation.pckeyboard/">Hacker's keyboard</a></dt>
<dd>いくつか試した Android用 IME の中で一番 SSH との相性が良いです</dd>
<dd>いくつか試した Android 用 IME の中で一番 SSH との相性が良いと感じました</dd>
</dl>
<h2>4. UserLAnd の初期設定</h2>
<h2>3. UserLAnd の初期設定</h2>
<p>UserLAnd を使用する前に、Linux ディストロの選択が必要です。わたしは「Alpine」を選択しました。ユーザー名とパスワードとは入力し易い物を設定します。接続方法は「SSH」にします。</p>
<p>UserLAnd を使用する前に、Linux ディストロの選択が必要です。筆者は「Alpine」を選択しました。ユーザー名とパスワードとは入力しやすい物を設定します。接続方法は「SSH」にします。</p>
<p>設定が終つたら Alpine のセッションを始めます。パスワードを入力して Alpine にログインします。初めは SSH が無いから apk で OpenSSH をインストールします。</p>
<p>設定が終つたら Alpine のセッションを始めます。パスワードを入力して Alpine にログインします。初めは SSH が無いから apk で OpenSSH を導入します。</p>
<ul>
<li><samp>$ <kbd>apk add openssh</kbd></samp></li>
</ul>
<p>PCを予め起動して、Alpine から SSH で PC に接続します。</p>
<p>PC を予め起動して、Alpine から SSH で PC に接続します。</p>
<ul>
<li><samp>$ <kbd>ssh myname@192.168.1.###</kbd></samp></li>
@ -54,7 +59,7 @@
<h2>5. SSH を便利に使用するために</h2>
<p>SSH を使用するなら tmux が便利です。SSH の接続が切れてもセッションを復元できるし、タブレットをやめてPCに直接ログインした時に、タブレットで作成したセッションをPCで再開できます。</p>
<p>tmux を使用すれば SSH や CLI がより便利になります。SSH の接続が切れてもセッションを復元できるし、タブレットをやめて PC に直接ログインした時に、タブレットで作成したセッションを PC で再開できます。</p>
<dl>
<dt>セッションを新規作成する</dt>
@ -63,12 +68,12 @@
<dd><samp>$ <kbd>tmux attach</kbd></samp></dd>
</dl>
<p>Android の IME で SSH に日本語を入力するのは不便です。むしろPC側の IME を、SSH 経由で使用する方が簡単です。そのために「uim-fep」を使用します。</p>
<p>CLI に日本語を入力したい時は、Android 側の IMEよりも PC 側の IME を SSH 経由で使用する方が快適になります。そのためには PC 側で「<a href="./uim-fep.html">uim-fep</a>」を使用します。</p>
<p>uim-fep の使用方法は次の通りです。別の文書「<a href="./uim-fep.html">uim-fep の紹介</a>」でも取り上げました。</p>
<p>uim-fep の使用方法は次の通りです。</p>
<dl>
<dt>インストール (OpenBSDの場合)</dt>
<dt>uim の 導入 (OpenBSDの場合)</dt>
<dd><samp>$ <kbd>pkg_add uim</kbd></samp></dd>
<dt>「~/.uim」を設定する (例です)</dt>
<dd><samp>$ <kbd>nvim ~/.uim</kbd><br>
@ -89,4 +94,4 @@
<h2>以上</h2>
<p>タブレットは持ち運べて便利ですが Android などのタブレット用OS はイマイチでした。SSH なら、タブレット側のOSが何であれ、PC側のOSを使用できるから良いですね</p>
<p>タブレットは持ち運べて便利ですが Android などのタブレット用 OS はあまり好きではありません。SSH を経由すれば、タブレット側の OS が何であれ PC 側の OS を使用できます</p>

ファイルの表示

@ -5,12 +5,12 @@
<ul>
<li>2023-07-02 (陰暦05月15日) たかし</li>
<li>「OpenBSD 7.3」「w3m/0.5.3+git20230121」</li>
<li>隨時追記豫定</li>
</ul>
<h2></h2>
<p><a href="https://w3m.sourceforge.net/index.ja.html">w3m</a> はターミナル上で動作する<a href="https://wiki.froth.zone/wiki/%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6?lang=ja">テキストブラウザー</a>です。わたしは w3m を每日使用してゐます。</p>
<p>w3m はターミナル上で動作する<a href="https://wiki.froth.zone/wiki/%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6?lang=ja">テキストブラウザー</a>です。筆者は w3m を每日使用してゐます。</p>
<p>w3m の特徴は次の通りです。</p>
@ -19,10 +19,10 @@
<li>畫像を見るには外部ビューワーが必要 (nsxiv・display など)</li>
<li>畫像對應版の w3m-img もあるが動作は不安定</li>
<li>タブブラウズは不便。HTML の讀み込み中に別タブを表示できない (w3m を複數起動すれば良い)</li>
<li>ブックマークは單純な HTML ファイルに保存される</li>
<li>ブックマークは單純な HTML 形式で保存される</li>
</ul>
<p>以下の説明は<strong>デフォルトの設定/キーバインド</strong>を前提にしてゐます。</p>
<p>以下の説明は原則として<strong>初期設定のままの狀態</strong>を前提にしてゐます。</p>
<h2>1. 基本的な使用方法</h2>
@ -33,16 +33,16 @@
<dl>
<dt>通常起動</dt>
<dd><samp>$ <kbd>w3m -v</kbd></samp></dd>
<dt>サイトを開く</dt>
<dt>URL を開く</dt>
<dd><samp>$ <kbd>w3m https://example.com/</kbd></samp></dd>
<dt>ブックマークを開く</dt>
<dd><samp>$ <kbd>w3m -B</kbd></samp></dd>
<dd><strong>* ブックマークファイル「<code>~/.w3m/bookmark.html</code>」が必要</strong></dd>
<dd><strong>* ファイル「<code>~/.w3m/bookmark.html</code>」が必要</strong></dd>
</dl>
<h3>1.2. 基本操作</h3>
<p>完全なリストは「<kbd>q</kbd>」を入力して表示される <q>w3m help page</q> を確認してください。また<strong><kbd>Alt</kbd>」は「<kbd>Esc</kbd>」で代用できます。</strong></p>
<p>完全な一覽は「<kbd>q</kbd>」を入力して表示される <q>w3m help page</q> を確認してください。また<strong><kbd>Alt</kbd>」は「<kbd>Esc</kbd>」で代用できます。</strong></p>
<ul>
<li><kbd>カーソルキー</kbd>」 -- <strong>カーソルを移動する</strong></li>
@ -58,8 +58,8 @@
</ul>
<ul>
<li><kbd>Shift + U</kbd>」 -- <strong>URL バーを開く</strong></li>
<li><kbd>Ctrl + u</kbd>」(URLバー内で) -- URL バーを空にする</li>
<li><kbd>Shift + U</kbd>」 -- <strong>URL の入力を開始する</strong></li>
<li><kbd>Ctrl + u</kbd>」(URL の入力中) -- URL を空にする</li>
</ul>
<ul>
@ -68,19 +68,19 @@
</ul>
<ul>
<li><kbd>Alt + a</kbd>」 -- 現在のページをブックマークに追加する</li>
<li><kbd>Alt + a</kbd>」 -- 表示中の文書をブックマークに追加する</li>
<li><kbd>Alt + b</kbd>」 -- ブックマーク畫面を表示する</li>
</ul>
<ul>
<li><kbd>/</kbd>」 -- <strong>ページ内檢索 (前方)</strong></li>
<li><kbd>/</kbd>」 -- <strong>文書内檢索 (前方)</strong></li>
<li><kbd>?</kbd>」 -- ページ内檢索 (後方)</li>
</ul>
<ul>
<li><kbd>Shift + H</kbd>」 -- W3M の操作方法を表示する (<q>w3m help page</q>)</li>
<li><kbd>o</kbd>」 -- W3M の設定畫面を表示する (<q>Option Setting Panel</q>)</li>
<li><kbd>v</kbd>」 -- ソースを表示する</li>
<li><kbd>Shift + H</kbd>」 -- w3m の操作方法を表示する (<q>w3m help page</q>)</li>
<li><kbd>o</kbd>」 -- w3m の設定畫面を表示する (<q>Option Setting Panel</q>)</li>
<li><kbd>v</kbd>」 -- HTML のソースコードを表示する</li>
<li><kbd>q</kbd>」の後に「<kbd>y</kbd>」 -- <strong>W3M を終了する</strong></li>
</ul>
@ -91,19 +91,19 @@
<p>個人的におすすめな設定を紹介します。</p>
<dl>
<dt>テキストエディターを指定(ブックマーク編輯などに使用)</dt>
<dt>テキストエディターを指定 (ブックマーク編輯などに使用)</dt>
<dd><q>Editor</q> → 「<kbd>nano -S</kbd></dd>
<dt>履歴を無效化</dt>
<dd><q>Use URL history</q> → 「<kbd>NO</kbd></dd>
<dd><q>Save URL history</q> → 「<kbd>NO</kbd></dd>
<dt>HTTPヘッダーをFirefox風に(お好みで)</dt>
<dt>HTTPヘッダーをFirefox風に (お好みで)</dt>
<dd><q>User-Agent identification string</q> → 「<kbd>Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:91.0) Gecko/20100101 Firefox/91.0</kbd></dd>
<dd><q>Accept-Language header</q> → 「<kbd>en-US,en;q=0.5</kbd></dd>
<dd><q>Accept-Encoding header</q> → 「<kbd>gzip, deflate</kbd></dd>
<dd><q>Accept header</q> → 「<kbd>text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,image/webp,*/*;q=0.8</kbd></dd>
<dt>Refererを無效化</dt>
<dd><q>Suppress `Referer:' header</q> → 「<kbd>YES</kbd></dd>
<dt>一部のドメインでのみCookieを許可</dt>
<dt>一部のドメインだけでCookieを許可</dt>
<dd><q>Enable cookie processing</q> → 「<kbd>YES</kbd></dd>
<dd><q>Accept cookies</q> → 「<kbd>YES</kbd></dd>
<dd><q>Domains to reject cookies from</q> → 「<kbd>.</kbd></dd>
@ -112,7 +112,7 @@
<h3>2.2.外部ビューワー</h3>
<p>テキスト以外のファイルを開くための外部ビューワーは設定ファイル「<code>~/.w3m/mailcap</code>」で指定します。ファイルが無ければ作成してさい。</p>
<p>テキスト以外のファイルを開くための外部ビューワーはファイル「<code>~/.w3m/mailcap</code>」で指定します。ファイルが無ければ作成してください。</p>
<p>構文は「<code><var>MIMEタイプ</var>; <var>コマンド</var></code>」です。コマンド内の「<var>%s</var>」ファイル名に置換されます。改行すれば複數の設定を記入できます。</p>
@ -123,12 +123,12 @@
<h2>3. TorやI2Pへの接續</h2>
<p>事前に次のソフトをインストール、有效化します。</p>
<p>事前に次の daemon を導入して有效にします。</p>
<ul>
<li>tor</li>
<li>torsocks</li>
<li>i2pd (HTTPプロキシーを有效化・ポートを4444に設定)</li>
<li>i2pd (HTTP プロキシーを有效化・ポートを4444に設定)</li>
</ul>
<dl>
@ -139,7 +139,7 @@
<dd><strong>* この狀態で設定畫面から設定を變へると、プロキシサーバーの設定値が上書きされる</strong></dd>
</dl>
<p>alias を設定すると便利す。</p>
<p>alias を設定すると便利になります。</p>
<dl>
<dt>.kshrc・.bashrc・.zshrcなどに追記</dt>
@ -167,7 +167,7 @@ alias w3m-i2p='w3m -o http_proxy=http://127.0.0.1:4444/ -o https_proxy=http://12
<ol>
<li><kbd>=</kbd>」を入力 -- <q>Information about current page</q> が開く</li>
<li><q>Document Charset</q>変更する。<q>Japanese (Shift_JIS, CP932)</q> とか <q>Japanese (EUC-JP)</q> とか</li>
<li><q>Document Charset</q> <q>Japanese (Shift_JIS, CP932)</q> とか <q>Japanese (EUC-JP)</q> とかに變更する</li>
<li><q>[Change]</q> にカーソルを乘せて「<kbd>エンターキー</kbd></li>
</ol>
@ -187,10 +187,10 @@ alias w3m-i2p='w3m -o http_proxy=http://127.0.0.1:4444/ -o https_proxy=http://12
<h2>細かい注意點</h2>
<ul>
<li>A 要素の中にブロック要素(DIV・LI など)が入ると正しく解釈されない</li>
<li>DD 要素の閉ぢタグが省略されると、正しく補完できない (ディストリ次第?)</li>
<li>A 要素の中にブロック要素 (DIV・LI など) が入ると正しく解釈されない</li>
<li>DD 要素の閉ぢタグが省略された場合に正しく解釈されない (ディストロ次第?)</li>
<li>HTML に繪文字が含まれると表示が崩れる?</li>
<li>TITLE 要素が存在しない、又は、空だと、ブックマーク登録がうまく行かない
<li>TITLE 要素が存在しない、または、内容が空の場合、その文書をブックマークに登録できない
<ul>
<li>ブックマークを登録する際、タイトルを手動で入力すれば登録できる</li>
</ul>
@ -199,11 +199,12 @@ alias w3m-i2p='w3m -o http_proxy=http://127.0.0.1:4444/ -o https_proxy=http://12
<h2>參考</h2>
<p>キーワード「w3m keymap」「w3m local CGI」などで檢索すると色々な情報が見附かります。</p>
<p>「w3m keymap」「w3m local CGI」などの文言で檢索すると色々な情報が見つかります。</p>
<ul>
<li><a href="http://w3m.rocks/">W3M Rocks</a> - 英語の分り易い解説</li>
<li><a href="https://userweb.mnet.ne.jp/tnomura/">I love CUI</a> - <q>w3mを使ったHTML文書作成統合環境</q>のコーナーがある</li>
<li><a href="https://w3m.sourceforge.net/index.ja.html">W3M HomePage</a></li>
<li><a href="http://w3m.rocks/">W3M Rocks</a> - 英語の分りやすい解説</li>
<li><a href="https://userweb.mnet.ne.jp/tnomura/">I love CUI</a> - <q>w3mを使ったHTML文書作成統合環境</q>のコーナーあり</li>
<li><a href="https://dandydot.no-ip.biz/~dot/presen/hack20091225/">DOT's PRESENTATION - HACK 2009/12/25</a> - local CGI の解説</li>
<li><a href="https://hozon.site/archive/1688300582/ayu-mushi.github.io/article/w3m.html">自分が使ってるw3mの設定と拡張 (hozon.site)</a></li>
<li><a href="https://hozon.site/archive/1688299533/hymd3a.hatenablog.com/entry/2021/05/09/210025">w3mで快適ブラウジング - ひゃまだのblog (hozon.site)</a></li>

ファイルの表示

@ -6,13 +6,13 @@
<li>最終更新日: 2023-09-25 (陰暦08月11日)</li>
</ul>
<p>複數のミラーを持つ場合の優先度は「I2P/Onion」&gt;「クリアネット」です。</p>
<p>1つのサイトが複数の URL を持つ場合、I2P または Onion を優先します。</p>
<h2>1. 個人系</h2>
<p>「掲示板/分散型SNS」「I2P/Onion」に關する個人へのリンクです。</p>
<h3>1.1. 日本語・バイリンガル</h3>
<h3>1.1. 日本語</h3>
<ul>
<li><a href="http://activetkqz22r3lvvvqeos5qnbrwfwzjajlaljbrqmybsooxjpkccpid.onion/">ActiveTK.jp (onion)</a></li>
@ -28,7 +28,7 @@
<li><a href="https://pilinsin.gitgud.site/lipu-pi-pilinsin/">lipu pi pilinsin (old)</a></li>
</ul>
</li>
<li><a href="http://notbob.i2p/">Not_Bob (i2p)</a> - ブログに I2P サイトのレビュー有</li>
<li><a href="http://notbob.i2p/">Not_Bob (i2p)</a> - 「Blog」に Eepsite の批評あ</li>
<li><a href="https://mike701.neocities.org/">Mike</a>
<ul>
<li><a href="https://mike701.neocities.org/privacy">Privacy is fundamental right</a></li>
@ -41,7 +41,7 @@
</li>
<li><a href="https://soulminingrig.com/">SOUL MINING</a>
<ul>
<li><a href="https://damepo.jp/archive.html">damepo.jp - Webarchive</a> - 色々なアーカイブ有り</li>
<li><a href="https://damepo.jp/archive.html">damepo.jp - Webarchive</a> - 色々なアーカイブ</li>
<li><a href="https://ja.eyes4you.org/wikipedia_ja_all_maxi_2023-07/A/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8">ja.eyes4you.org</a> - Wikipedia のミラー (日本語)</li>
<li><a href="https://en.eyes4you.org/wikipedia_en_all_maxi_2023-05/A/User:The_other_Kiwix_guy/Landing">en.eyes4you.org</a> - Wikipedia のミラー (英語)</li>
</ul>
@ -73,7 +73,7 @@
<a href="http://6wtwgsezmmiwubp23abh2iwdpyteipmn5nwzgfwrcnygwvmthmzq.b32.i2p/">Hidden Corner (i2p)</a><br>
<a href="http://ubnm4kfxmjglxh2zrlunbxubg3knzr6wumixzkl5xmkc7h5oho4lx4qd.onion/">Hidden Corner (onion)</a>
</li>
<li><a href="https://kabukimono.top/">Kabukimono.top</a> - 色々なサービス有り</li>
<li><a href="https://kabukimono.top/">Kabukimono.top</a> - 色々なサービス</li>
<li><a href="http://kqn2xotuprqtn242z4zb3epmcuhyi5fwjl355xaebuxfybopm4mmoqyd.onion/">Liberty Witch Blog (onion)</a> <strong>new</strong></li>
<li><a href="http://nick6gsepvtmkcpibpid6dqtqroxt62u6ab4ep65vxrenffruumj6jad.onion/">Nicholas Johnson (onion)</a> <strong>new</strong></li>
<li>
@ -85,7 +85,7 @@
<li><a href="http://g4c3eya4clenolymqbpgwz3q3tawoxw56yhzk4vugqrl6dtu3ejvhjid.onion/">Privacy Dev (onion)</a></li>
<li>
<a href="http://yblgkllzgodhwvs2fm46y5c4623honpyswwnyja2evikn26nlkma.b32.i2p/">qwik (i2p)</a><br>
<a href="http://qwikxxeiw4kgmml6vjw2bsxtviuwjce735dunai2djhu6q7qbacq73id.onion/">qwik (onion)</a> <strong>new</strong> - 色々なサービス有り
<a href="http://qwikxxeiw4kgmml6vjw2bsxtviuwjce735dunai2djhu6q7qbacq73id.onion/">qwik (onion)</a> <strong>new</strong> - 色々なサービス
<ul>
<li>
<a href="http://4zmuywwjpnmighhtu2tz33iitsbotfzhqbtbdmrkc5uxujcrj5qa.b32.i2p/">BurnyLlama&#39;s Blog (i2p)</a><br>
@ -101,7 +101,7 @@
<h2>2. コンピューター・ウェブ</h2>
<p>勉強や調べ物で見けた URL へのリンクです。</p>
<p>勉強や調べ物で見けた URL へのリンクです。</p>
<h3>2.1. 日本語</h3>
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<li><a href="http://vega.pgw.jp/~kabe/">Kabe&#39;s Home Page</a> - ウェブや UNIX など</li>
<li><a href="https://kabipan.com/">カビパン男と私</a> - UNIX など</li>
<li><a href="https://kiz.sinumade.net/">キスとキズつて似てるよね</a> - ソフトウェアの選擇・設定の覺書など</li>
<li><a href="http://www.nct9.ne.jp/m_hiroi/">M.Hiroi&#39;s Home Page</a> - 様々なプログラミング言語など</li>
<li><a href="http://www.nct9.ne.jp/m_hiroi/">M.Hiroi&#39;s Home Page</a> - 様々な言語の解説</li>
<li><a href="http://hp.vector.co.jp/authors/VA022513/index.html">PANDA のホームページ</a> - TOMOYO Linux の作者</li>
<li><a href="https://perlzemi.com/">Perlゼミ</a>
<ul>
@ -128,7 +128,7 @@
<ul>
<li><a href="http://harmful.cat-v.org/">cat -v harmful stuff</a></li>
<li><a href="https://www.crockford.com/javascript/">Douglas Crockford&#39;s JavaScript</a> - JS についての優れた考察・ここだけ讀めば充分</li>
<li><a href="https://www.crockford.com/javascript/">Douglas Crockford&#39;s JavaScript</a> - JS についての優れた考察</li>
<li>
<a href="http://mqtlargpv4247iylywxw6ibi6qpz6my5duqm33c4lcdhjg5yfh7q.b32.i2p/">Let&#39;s Decentralize (i2p)</a><br>
<a href="http://hikariu7kodaqrmvu3c3y422r6jc7gqtpvvbry6u7ajvranukx6gszqd.onion/">Let&#39;s Decentralize (onion)</a>
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<li><a href="https://why-openbsd.rocks/fact/">Why OpenBSD rocks</a></li>
<li>
<a href="http://63gxkfc4hlcbxrdoepw2i2hyxai5qkxmi636ag3y7sf5tq3imoya.b32.i2p/index.xhtml">Shadow Wiki (i2p)</a><br>
<a href="http://zsxjtsgzborzdllyp64c6pwnjz5eic76bsksbxzqefzogwcydnkjy3yd.onion/index.xhtml">Shadow Wiki (onion)</a> - ソフトの批評など
<a href="http://zsxjtsgzborzdllyp64c6pwnjz5eic76bsksbxzqefzogwcydnkjy3yd.onion/index.xhtml">Shadow Wiki (onion)</a> - ソフトなどの批評
</li>
<li><a href="http://spywareitdaiuyfo2sqb5vsg7mek5cjabdr73luhnda57t2hyuzg7yyd.onion/">Spyware Watchdog (onion)</a></li>
<li><a href="http://w3m.rocks/">W3M Rocks</a></li>
@ -208,9 +208,9 @@
<li><a href="https://accent.main.jp/kana/index.htm">歴史的仮名遣ひ教室</a></li>
</ul>
<h3>4.4. 大手メディア</h3>
<h3>4.4. 報道</h3>
<p>日本語かつ JS 不要な Onion service のみを掲載します。</p>
<p>日本語かつ JS 不要な Onion service だけを掲載します。</p>
<ul>
<li><a href="https://www.bbcweb3hytmzhn5d532owbu6oqadra5z3ar726vq5kgwwn6aucdccrad.onion/japanese">BBCニュース (onion)</a> <strong>new</strong></li>

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<ul>
<li>2023-01-22 たかし</li>
<li>最終更新日: 2023-10-29 (陰暦09月15日)</li>
</ul>
<h2>1</h2>
<p>わたしは Linux・BSD のユーザーです。前まではゲームやソフトウェアを作る時に、Linux・BSD だけではなく Windows などの不自由なOSもサポートしたいと考へてゐました。でも、無理に Windows をサポートしない方が氣が樂だし、それによる大きなデメリットも無いと氣附きました。Linux・BSD だけで動けば充分です。</p>
<p>筆者は Linux・BSD の利用者です。前まではゲームやソフトウェアを作る時に、Linux・BSD だけではなく Windows などの不自由な OS にも對應したいと考へてゐました。ところが、Linux・BSD で動けば充分だと氣づきました。無理に Windows に對應するのは面白くないし、それに見合ふ大きな利點はないと感じたからです。</p>
<h2>2</h2>
<p>Windows で動くプログラムを作るには、技術をよく檢討しないといけません。Windows に移植されてゐる言語・ライブラリーしか使へないし、移植されてゐたとしても Windows のパッケージ管理は不味いから、簡單に導入できない事が多いです。だから「HTML5」「Electron」「Flutter」みたいな仕組みが流行るわけですが、興味がありません</p>
<p>筆者は、よほどの開發資源がない限り Windows 專用にするか Windows 非對應にするかのどちらかでキッパリと決めるべきだと考へます</p>
<p>(Java はマシな選擇肢かも……)</p>
<p>Windows 對應のプログラムを作るには、技術をよく檢討しなければなりません。使用できる言語やライブラリーは Windows に移植されてゐる物だけだし、移植されてゐたとしても導入や管理が煩雜になりやすいです。だから「HTML5」「Electron」「Flutter」みたいな仕組みが流行るわけですが、それらにはあまり興味がありません。</p>
<p>そもそも、Windows をサポートするには、Windows を使ふ必要があります。普段、Linux・BSD を使用してゐるのに、Windows のPCを起動するのは面倒です。色々な不便を受け入れてまで Windows をサポートする價値があるか、が問題ですが、その價値は無いと思ひます。</p>
<p>それに、普段 Windows を使用しない人が、開發のために Windows の PC を切り替へるのは、それだけでも面倒が増えることになります。</p>
<p>以上のことから、複數の OS に對應した言語/ライブラリーを使用するとしても、對象外とした OS の優先度は下げて「運が良ければ動く」「動かしたい人は自分で調べてください」といふ方針でいいと考へます。</p>
<ul>
<li>Java は丁度良いかもしれません。</li>
<li>單位計算器などは HTML + JS で效率よく開發できます。</li>
</ul>
<h2>3</h2>
<p>わたしは、Windows の現狀は「デスクワーカーのためのOS」だと思ひます。それなら業務のためのソフトウェアだけが必要です。それは個人が趣味で作る様な物ではありません。</p>
<p>最後に、Windows 專用にするべき場合について書いておきます。それは業務用ソフト、有料ゲーム、元から Windows 向けの「ニッチな」ソフトです</p>
<p>勿論、遊びのために Windows を使ふ人もたくさん居ますが、多くは STEAM などのストアで賣られるソフトで遊びます。無料ソフトにもニッチな人氣がありますが、さう云ふ物は、Windows 専用と割り切つて、Windows の技術で開發すれば良いです。</p>
<p>色々なことが「スマホで充分」となつた今、Windows の主な用途は「會社の業務」であり、業務用のソフトウェアがあれば充分に見えます。それは個人の趣味で開發できる代物ではありません</p>
<p>無理に Linux・BSD・Windows の3つをサポートするより、Windows 非對應にするか、Windows 専用にするか、きつぱりと決めた方が良い結果を生むと思ひます。</p>
<p>Windows はゲームなどの娯樂にも使用されますが、多く人は STEAM などのストアで賣られるソフトで遊びます。それらは基本的に Windows 向けです。</p>
<p>言語やライブラリによつては、Windows でも動くものが作れるかもしれませんが「動いたらラッキー」「動かしたい人は自分で調べてください」つて方針でいいと思ひます。</p>
<p>Windows の無料ソフトには「ニッチな」人氣を持つものもありますが、それらも變に「マルチプラットフォーム」の技術に移植しないで、Windows 專用のままで開發するのが合理的だと考へます。</p>
<h2>餘談</h2>
<p>今、perl と curses とを使つて自分のためのソフトを開發中ですが、Linux・BSD であれば、perl用 curses パッケージをインストールするだけで簡單に動作します。Windows で動くかは氣にしません。</p>
<p>これを書いた時、perl と curses とを使用して自分のためのソフトウェアを書きましたが、GNU/Linux や BSD であれば、perl 用 curses パッケージを導入するだけで簡單に動作します。Windows で動くかは氣にしません。</p>